メンテナンスガイド

第3弾【ビニペット編】

ビニペットEXを正しく施工することは、その用途であるフィルムを長く持たせることにもつながる一方で、雨・風・結露水の影響をもっとも受けやすい箇所でもあります。
今回は、大切なハウスを長くお使いいただけるよう、ビニペットEXにメンテナンスのポイントをご紹介いたします。


?ビニペットが正確に取り付けられているか?
 【ビニペットEXシリーズ】

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現場の悪い事例
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ビニペットが外れる、ゆがむなど安定して固定されていない。
ビニペットの骨材への固定を所定の方法以外で行うと強度不足となり、強風時にビニペットが破損することがあります。

①?アーチパイプを一本飛ばして部品をつけている
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すべての骨材に部品で固定してください。部品をしようしていない箇所が強度不足となり、
破損の原因となります。

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② 一度、使用済みのビニペットEXを取り付けている
使用済みのビニペットを再利用すると、経年とともに変形するなど強度不足になる場合があります。
再利用は控えていただくとともに、補修・交換の場合は新品をご使用ください。

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③ 金具以外の固定方法を行っている。
?専用金具が使える骨材に、その他の固定方法を用いると強度不足になる場合があります。
該当する部品がある場合は、専用金具をご使用ください。

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④ ビスがゆるんでいる




※ビスを打ち込むときはビードラインにそって打ってください
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垂木にビスで固定している場合、風による振動などでビスがゆるんでいることがあり、
そのままにしておくと強風時に破損の原因となります。ビスがゆるんでいる場合は、
穴位置をずらして再度、ビスを打ち固定してください。
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?スエジはきちんと奥まで差し込んでいるか?
 【ビニペットEXシリーズ】
現場の悪い事例

スエジ部分からフィルムが破れる、ボタ落ちする。
スエジの差し込みが浅いと、風のバタつきで端部がフィルムに引っ掛かりや破れの原因となるほか、結露水がその破れからビニペットEX内部につたわって、ジョイント部分(接続部分)からボタ落ちすることがあります。

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?薬剤を使用した際に十分な換気を行っているか?
 【ビニペットEXシリーズ】
現場の悪い事例

サビで腐食し、ビニペットEXがもろくなっている。
土壌消毒など薬剤を散布した後に十分な換気を行わないと、フィルムに付着した薬剤成分が結露水をつたってビニペットEXにたまり、サビの原因となることがあります。サビたビニペットEXを放置しておくと、強度不足から強風時に破損することがあります。

【腐食例】



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